薄毛や抜け毛は男性だけの問題ではなく、女性でも同様の悩みを持つ人は少なくありません。
そんな女性の間では女性専用育毛剤のマイナチュレが定番商品となっていますが、最近は男女兼用育毛剤のイクオスEXプラスも評価が急上昇中です。
男女を問わず最強の育毛剤といわれるイクオスEXプラスとマイナチュレの違いについて、配合成分や期待できる効果とコストパフォーマンスの面から比較してみました。
イクオスEXプラスとマイナチュレの違い
イクオスEXプラスとマイナチュレはどちらも医薬部外品の育毛剤に該当し、それぞれ育毛剤市場ではチャップアップと並ぶ定番商品の1つです。
国際評価機関のモンドセレクションではマイナチュレが2014年から2019年まで6年連続で金賞を受賞しており、イクオスEXプラスも2017年から2019年まで3年連続で金賞を受賞しています。
有効成分の違い
イクオスEXプラス | マイナチュレ | |
---|---|---|
区分 | 育毛剤 | 育毛剤 |
成分数 | 124種類 | 66種類 |
有効成分 | 5種類 | 3種類 |
特徴的な成分 | アルガス-3 | シャクヤクエキス,
加水分解コラーゲンなど |
イクオスEXプラスはリニューアルのたびに配合成分の種類を大きく増やしていて、2度目のリニューアル後はこだわり成分が合計124種類となりました。
対するマイナチュレは配合成分が合計66種類ですので、成分の種類を単純比較した結果はイクオスEXプラスの圧勝ということになります。
医薬部外品として国に認められた有効成分の数では、マイナチュレが3種類でイクオスEXプラスは5種類です。
マイナチュレには抗炎症作用を持つグリチルリチン酸ジカリウムに加え、頭皮の血流を促すセンブリと酢酸トコフェロールが配合されています。
イクオスEXプラスに配合された5種類の有効成分には、それら3つの成分がいずれも含まれています。
マイナチュレにない塩酸ジフェンヒドラミンとクジン抽出液も同時に配合されている点が、イクオスEXプラスの強みです。
その他配合成分の違い
医薬部外品の有効成分以外では、マイナチュレに配合された抜け毛対策成分と薄毛対策成分が注目されます。
抜け毛対策としてはシャクヤクエキスとチャ葉エキス、オドリコソウエキス。薄毛対策には加水分解コラーゲンとエラスチン、ケラチンがそれぞれ配合されています。
一方イクオスEXプラスには天然ビタミンEの他にも頭皮環境を整える15種類の植物エキスと健康な髪を作る材料となる19種類のアミノ酸系成分が配合されています。
M-034とペルベチアカナリクラタ、ガゴメコンブという3種類の海藻エキスを組み合わせたアルガス-3も、イクオスEXプラスだけに配合された独自のスカルプ成分です。
イクオスEXプラスに配合されていてマイナチュレにはない成分も多いだけに、成分の比較ではイクオスEXプラスが優勢といえるでしょう。
効果の違い
以上のような配合成分から種類が多いイクオスEXプラスの方が多様な薄毛の症状改善に役立つでしょう。
マイナチュレは女性専用の育毛剤というコンセプトに基づいて開発された通り、男性とは違った女性特有の原因による抜け毛や薄毛を防ぐ高い効果が期待される商品です。
閉経後などに女性ホルモンの分泌が低下すると女性の体でも男性ホルモンが相対的に優位となり、FAGAとも呼ばれる女性男性型脱毛症の原因となります。
頭皮環境を正常化してヘアサイクルを整える成分を重視したマイナチュレは女性特有の薄毛・抜け毛の予防に定評のある育毛剤です。
対するイクオスEXプラスは男女両方の薄毛改善と育毛を目指して開発された商品で、男性型脱毛症のAGAにも改善や予防の効果が期待できます。
夫婦で同じ製品を使えるという点は、マイナチュレにないイクオスEXプラスだけのメリットです。
副作用の違い
イクオスEXプラスとマイナチュレはどちらも医薬品ではないので、副作用の恐れもあるミノキシジルは使われていません。
両製品とも配合されているのは医薬品よりも作用が緩やかな医薬部外品の成分で、その他の成分も天然植物由来のエキスが多いため強い副作用は起きにくいのが特徴です。
副作用とともに育毛効果の低下につながる合成添加物は、イクオスEXプラスとマイナチュレともに不使用となっています。
医薬品の発毛剤より副作用が少ないという点では、両製品ともに大きな違いはないでしょう。
コストパフォーマンスの違い
コストパフォーマンスを気にするのであれば、両製品とも公式サイトから申し込める定期コースを利用するのが最もお得です。
どちらも1本あたりの内容量は約1か月分に相当する120mlですので、単純に購入価格でコストパフォーマンスを比較できます。
定期コースで申し込んだ場合の初回価格はイクオスEXプラスが5,980円、マイナチュレが2,980円です。
2回目以降の価格はイクオスEXプラスが6,480円で、マイナチュレは4,837円となっています。
1本あたりのコストパフォーマンスという点では、マイナチュレが有利という結果になりました。
ただし、イクオスEXプラスの定期コースは初月から解約可能なことに対し、マイナチュレ定期コースは最低6ヵ月(6回)の契約が必須ということも覚えておきましょう。
イクオスサプリEXプラスとマイナチュレサプリはどっちがいいの?
イクオスEXプラスとマイナチュレには育毛剤だけでなく、体の内側から健康な髪を育てるサプリメントも同じブランドから発売されています。
イクオスサプリEXプラスには合計58種類の成分が配合されており、育毛剤と同様に種類の多さが最大の強みです。
9種類の必須アミノ酸や12種類のビタミンに加え、AGAの進行を抑制する効果が期待されるノコギリヤシも1粒に320mg含まれます。
「飲む育毛剤」ともいわれるミレットエキスやガニアシも、イクオスサプリEXプラスで注目される成分です。
対するマイナチュレサプリにもミレットエキスが配合されている他、シスチンやメチオニンなど18種類のアミノ酸が含まれています。
健康維持に役立つ109種類の植物酵素エキスと乳酸菌に加え、コラーゲンやヒアルロン酸など美容に役立つ成分はマイナチュレサプリならではの特徴です。
男性も含めて育毛効果をさらに強化したい人にはイクオスサプリEXプラスが、美容や健康面も含めた体内環境を整えながら育毛につなげたい女性にはマイナチュレサプリが適しています。
ただし、マイナチュレのサプリには育毛剤とのセットプランが用意されていません。
イクオスEXプラスの場合、育毛剤とサプリのセット定期コースが7,980円(初回6,980円)なのに対し、マイナチュレの育毛剤とサプリを併用する場合は、サプリを別途購入する必要があるのです。
マイナチュレサプリの価格は定期コースで5,795円。通常購入で6,623円。育毛剤とサプリ両方の定期コースを契約した場合は毎月10,632円かかってしまいます。
コスパの面で考えるのであればイクオスEXプラスがおすすめです。
イクオスEXプラスとマイナチュレ結局どっちがいいの?
イクオス マイナチュレ男女兼用が売りのイクオスEXプラスと女性専用育毛剤のマイナチュレでは、商品のコンセプトが異なります。
そのため単純比較が難しい面もありますが、配合成分の多さと多様な薄毛の症状に対応可能な点を重視するなら、イクオスEXプラスを選ぶのが無難な選択です。
女性特有の薄毛に対してはマイナチュレも一定の効果が期待できますので、コストパフォーマンスを重視するなら必ずしも間違った選択とはいえません。
イクオスEXプラスとマイナチュレの併用は可能?
イクオスEXプラスとマイナチュレを併用できるのであれば、どちらも捨て難いという場合の新たな選択肢となってきます。
イクオスEXプラス公式サイトのQ&Aでは先にイクオスEXプラスを頭皮になじませることを条件として、他の育毛剤と併用しても問題ないと回答されています。
とはいえマイナチュレは単独使用を想定して作られた育毛剤だけに、イクオスEXプラスとの併用で効果が弱まる可能性がある点には注意が必要です。
まとめ
イクオスEXプラスとマイナチュレはチャップアップと並ぶ有名な育毛剤です。
イクオスEXプラスとマイナチュレを比較してきましたが、マイナチュレは女性の頭皮や抜け毛に特化した商品として一定の評価を得ていますが、男女共用のイクオスEXプラスは配合成分の多さや多彩な効果の点で優勢です。
できるだけ安く育毛剤を購入したいという女性なら、コストパフォーマンスに優れたマイナチュレも選択肢に入ります。
育毛に役立つ成分を体の外側と内側の両方からできるだけ多く取り入れたいという人には、育毛剤のイクオスEXプラスとイクオスサプリEXプラスの組み合わせがおすすめです。